iPhone/iPadのお陰でポルノサイトが簡単にアクセス出来てポルノ中毒となり、離婚 ⇒ アップルを訴える


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久々の珍ニュース。

アップル製品のお陰で簡単にポルノサイトがアクセス出来たため、ポルノ中毒となり、奥さんとの性交中にも相手が奥さんか、ポルノサイトに出てくる若い子か、区別がつかず、それが理由で離婚となり、経済的かつ精神的にダメージを受けたとして、テネシー州ナッシュビルの弁護士Chris Sevier氏が「ポルノが簡単にアクセスできるデバイスを販売した」アップルを訴える訴状を、先月2013年6月19日に連邦裁判所に提出しました。Sevier氏は陪審員による裁判を希望しています。

訴訟状は50ページにも及び、損害賠償(金額未定)と、アップル製品の販売停止/改修命令を要求しています。

訴えた弁護士のChris Sevier氏は36歳で、先月、カントリーミュージック歌手John Richをストーキングして逮捕されています。さらに、彼はモデルとして履歴書を用意しており、その中には年齢26歳と偽っているようです。

Sevier氏は訴訟状でアップルに対し、全商品にインターネットのポルノサイトへのアクセスを禁止するフィルターを装備するよう、要求しています。18歳以上の成人に対しては、本人がアップル社に申請すれば、そのフィルターを解除できるようにしてもよい、と述べられています。

このような「警告」の無いアップル製品を購入してしまったため、Sevier氏はfacebook.comとタイプするところを間違ってfuckbook.comとタイプしてしまって、ポルノサイトにアクセスしてしまい、その後、ポルノ中毒となってしまったと訴状では訴えています。その後、彼は他のポルノサイトもアクセスするようになり、セックスフレンド募集サイトに登録したりして、中毒症状は悪化していったようです。

そして、ポルノサイトの「若い、ピチピチのホットな美人の女の子」と、もはや若さを維持していない自分の妻とは、「不当な競争(Unfair Competition)」化してしまい、対等には見られなくなってしまった、と訴状内で述べています。これにより、結婚生活は破滅し、妻に対してロマンチックな感情も持てなくなり、性交中も「ポルノサイトに出てくるような、若い美人の女の子」が脳裏に浮かぶようになってきてしまった。こうなったのも、すべてアップル製品が悪い・・・という内容です。

彼はその後離婚し、精神的ダメージを受けて病院に入院することになったようです。

実際の性交と、ポルノサイトのイメージの区別がつかなくなり、結婚生活と仕事が破滅してしまった。オンライン・ポルノの警告を事前に充分にしなかったアップルには、責任がある、・・・という言い分です。

なお、同氏は精神的病状のため、テネシー州最高裁から「弁護士として就業不能・弁護士資格一時停止(disability inactive status)」と認定されています。

リンク:
Lawyer: Apple Should Protect Me From My Porn Addiction – 2013年7月11日
Lawyer Sues Apple for Selling Devices That Display Pornography – 2013年7月12日

訴状全文:
Chris Sevier vs Apple Inc. – 2013年6月19日



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