【速報】Sprint株主投票数の98%が、ソフトバンクによるSprint買収を承認


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Sprintは本日2013年6月25日、株主総会を開き、ソフトバンクによるSprintの買収を、投票数の98%承認で、可決しました。

これにより、来月(7月)中ごろにはSprintは公式にソフトバンクグループ傘下となります。

ソフトバンクのSprint買収目的は、Sprintが現在50.8%の株を所有しているClearWire社の2.5GHz電波使用権にあり、Clearの買収もニ転三転したあと、Sprintが残りのClearwire社の株買い取り価格を引き上げたため、SprintのClearWire買収もほぼ確実となりました。ClearWireの株主総会も2013年7月8日に行われる予定ですが、買収後、Sprintは(ソフトバンクからの投資金で)ClearWireの残り49.2%の株を買取り、100%子会社にする予定です。

ClearWire社の2.5GHzはSprintのTD-LTEに使用され、これにより近い将来、ソフトバンクのスマホ(AXGP/TD-LTE対応)が、アメリカでTD-LTEでローミングできたり、基地局などのTD-LTE通信装置のコストが安くなることが、目的です。

筆者もSprintのポストペイドアカウント(とAT&TとVerizonと・・・)に加入していますが、ソフトバンク買収によってSprint社と子会社のVirgin Mobile USAやBoostMobile社の通信プランが極端に変わることはないはずですが、日本的なプランに変わったら、Sprintの加入者は大量に他社に逃げるでしょう。

ソフトバンクは過去(1990年代後半)に複数のアメリカ企業への大量投資を行い、その多くが失敗しているので、今回は、ソフトバンクが金だけ出して、口は出さないようにして欲しいと思います。



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「【速報】Sprint株主投票数の98%が、ソフトバンクによるSprint買収を承認」への2件のフィードバック

  1. 筆者もSprintのポストペイドアカウント(とAT&TとVerizonと・・・)に加入していますが、ソフトバンク買収によってSprint社と子会社のVirgin Mobile USAやBoostMobile社の通信プランが極端に変わることはないはずですが、日本的なプランに変わったら、Sprintの加入者は大量に他社に逃げるでしょう。

    とありますが、なぜ他社に逃げるのですか?

    管理人 返信:

    逃げられる他社があるからです。

    異質なもので、質の悪いものは、消費者として受け入れられません。Sprintの回線の質の良い点は、今のところ何も無いです。(3年前は他社よりもよかった点はありますが、それから停滞していたので、今は他社よりも遅れています。)
    唯一のSprintのメリットは、「他社の携帯電話へも電話し放題、データ通信使い放題がある(データ通信は使い放題しかない)」ところですが、データ通信の質が良いわけでもなく、WiFi使用が多く、データ通信をそれほど使わないユーザーにとってはSprintのデータ通信使い放題料金がプランが必ずしも安いわけではありません。
    「他社の携帯電話へ電話し放題」プランも、今は「携帯・固定へ関係無く、どの電話にも電話し放題」プランが増えてきているので、Sprintの優位性は無くなりました。

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