AT&TプリペイドGoPhoneが、iPhone公式対応/LTE対応に。


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AT&Tが自社第2のプリペイドブランドのAio(All-in-One)サービスを発表した2週間前の2013年5月9日から、この日がいつかやって来ると思いました。

月極め3G/HSPA+(最高4Mbps)プランだけのAT&T Aio Wirelessプリペイドサービスと差別化するために、
AT&Tの新ブランドのプリペイド携帯サービス、AIO(エイオー)が、公式開始。 – 2013年5月10日

AT&Tは既存のGoPhoneプリペイドサービスで、明日2013年5月24日(現地時刻)から、GoPhoneでLTEの使用を許可するようです。

さらに、AT&T Aio WirelessプリペイドサービスではiPhone 4/4s/5の使用を公式に認めていましたが、同じくGoPhoneでも明日から公式にiPhoneサポートを認めます。データ通信も、公式にiPhoneで使用可能となります。APNの設定が自動になるのか、手動設定をしないといけないのかは、明日にならないとわかりませんが、既存のGoPhone iPhone利用者は6月21日からデータ接続が自動的に接続されると言う発表なので、AT&Tのキャリアプロファイルのアップデートがその日にリリースされるのかもしれません。それ以前にデータ接続を(APNChangerを使わずに公式接続)したい人は、GoPhoneカスタマーサービスに連絡すれば、対応してくれるそうです。(暫定的なカスタム・キャリア・プロファイルを送ってくれると言うことでしょう。)
AT&T adding iPhone, 4G LTE / HSPA+ support to GoPhone starting tomorrow – 2013年5月23日

今回の方針変更で、GoPhoneのプリペイド料金は変わりません。
つまり、GoPhoneでLTEデータ通信をしたい人は、
● $25/30日で通話が250分まで。データ通信はオプション追加で
 - 最大30日、50MBまで$5
 - 最大30日、200MBまで$15
 - 最大30日、1GBまで$25
● $50/30日で通話し放題。データ通信はオプション追加で
 - 最大30日、50MBまで$5
 - 最大30日、200MBまで$15
 - 最大30日、1GBまで$25
● $65/30日で通話し放題。データ通信は1GBまで無料。データ通信追加オプションは、
 - 超過分は$0.05/MB
 - 最大30日、1GBまで$10 (2013年6月から)
になります。

なお、AT&TのLTE周波数は、700Mhz Bバンド(バンド17)です。この周波数に対応の端末でないと、AT&TのLTE通信には接続できません。

また、これまで無料で配布していたAT&T GoPhone SIMは、「エアタイム料金$15入りのSIMキット」として、定価$25で発売されるようです。
※ ちなみに、T-MobileもプリペイドSIMキットを$10に値上げしました。

3G/HSPA+にGSM/W-CDMA通信方式を採用している競合T-Mobile USは、今月末までに相当数の地域でのLTEサービスを公式開始するために準備しており、同社のプリペイドSIMではLTEも接続できるようです。

AT&T GoPhoneの新方針は、このT-Mobile USプリペイドに真っ向から対抗するためであり、また、自社の格安3G/HSPA+(4Mbpsまで)Aio Wirelessプリペイドブランドとの差別化のためと考えられます。



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「AT&TプリペイドGoPhoneが、iPhone公式対応/LTE対応に。」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。。。
    情報有り難うございます。
    非常に助かります。

    そこでお聞きしたいのですが、今回のプランでIPHONE4S(SIM FREE)で使用するつもりです。
    テザリングって可能なんでしょうか?
    複数でハワイとアメリカ本土に行く予定です。
    その際にテザリングでルーター代わりにメール等のチェックをしたいと思ってます。
    いかがでしょうか?

    管理人 返信:

    あと1週間後の6月20-21日からGoPhoneプランは変更されるので、今の状況で何を書いても、そのときにまた変わる可能性があります。

    しかし、現状ではGoPhoneをiPhoneで使っても、テザリングは出来ません。AT&Tはポストイペイド契約とプリペイド契約との差別化するために、一般的にプリペイドではテザリングを許可していません。したがって、プランが変わっても出来ないでしょう。特に、iPhoneにAT&TのSIMを挿入すると、APNは自動設定となり、自分で編集できないので、脱獄アプリを使う以外にはiPhoneではテザリングできません。

    アンドロイド携帯の場合には、本体の「設定⇒無線とネットワーク⇒テザリングとポータブルアクセスポイント」の項目が生きていれば、それをオン(有効)にすることによって、テザリングの使用は可能です。
    ただし、この項目が生きているかどうかは、端末のモデルによります。
    同じGoPhone契約でも一部のアンドロイド携帯でテザリングが出来て、iPhoneで出来ないのは、アンドロイド携帯の場合には設定でテザリング用APNを通常APNと同じに設定できるからです。(つまり、iPhoneの脱獄テザリングアプリがやっているのと同じことが、一部のアンドロイドでは脱獄(ルート化)アプリを使わないで出来る、ということ。)

    結論を再度書くと、6月21日以降でも、iPhone+GoPhone SIMではテザリングは出来ない確率が高いです。

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