モバイルクレジットカード決済のSquareが、日本でも提供開始。


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モバイルクレジットカード決済のSquareが、日本でも提供開始します。アメリカ国外で初めての国で、日本が選ばれました。

もちろん、ネットさえ繋がっていれば、日本国内どこにいても、または、世界のどこにいても、iPhone、iPadやアンドロイド端末でお客様からのクレジットカードでの支払いが受けられるようになります。

タクシーの運ちゃん、お酒や米など配達人、出前のレストラン、出張サービスの仕事をしている人、旅行代理店などが旅行先でオプションやお土産パックの販売、・・・・、そういうことが可能になります。

使用例は、以下の記事を参照して下さい。
iPhoneでクレジットカード決済-Square – 2011年2月1日

・・・というのは当たり前のことなんですが、私はSquareは日本のビジネスにもっと大きな革命を与えると思います。

それは、Square日本のホームページにも書いてあるように、「ご利用1回につき、かかるのはスワイプ時の手数料3.25%のみ。銀行によっては翌営業日に、あなたの銀行口座へ振り込まれます。」(指定以外の銀行の口座だと、振込みまで1週間くらい掛かるらしい。)
Square日本語ホームページ

つまり、
1.これまでの店内カード決済端末を使ったクレジットカード決済と違って、クレジットカード決済を受けるために毎月の維持費が不要。
2.決済手数料が、5%ではなくて、3.25%。
3.銀行によっては翌営業日に、自分の銀行口座へ(手数料を差し引いた金額が)振り込まれる。
と言うことです。

日本の商習慣は「月末決済の、翌月末/翌々月末払い。」が多いですね。
筆者の情報がまだ古くなければ、クレジットカードに関しても、「25日締めで、翌月末店舗の銀行口座へ振り込み」というところが多いと思います。
それが、Squareを使うことによって、「お客様の支払いをカード決済して、翌営業日には自分の口座へ(手数料を差し引いた金額が)入金される」のですよ。つまり、現金とほぼ同じスピードで、お店にはお金が入るのです!

これは、クレジットカードや企業間取引が現在の「月末締め、翌月末払い」から、現金取引と同じスピードで行われる方向への加速になります。

店舗のほうはこれによりキャッシュフローが良くなり、資金の回転がしやすくなります。
小規模事業者や個人でもクレジットカード決済を受け付けて、現金と同じ資金回転速度で回していけるようになるのです。

筆者は、Squareのモバイル決済そのものよりも、この決済資金流通の速さが、日本の流通への革命になると思うのですが、どうでしょうか?



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「モバイルクレジットカード決済のSquareが、日本でも提供開始。」への2件のフィードバック

  1. PayPal Hereは即日入金で5%、
    楽天スマートペイも翌日入金で4.9%ですね。
    資金回転速度という面ではどこも同じですが3.25%は安い!

    あとはいかにしてJCBの壁を突き崩すか。

    管理人 返信:

    Paypal(Paypal Here)は、確かに自分のPaypal口座に入金されるのは決済直後、即時です。そのPaypal口座から、別の支払いにPaypalを使う場合には、すぐに使えます。
    しかし、一般資金としてPaypal口座から自分の銀行口座に移すには、Paypalにログインして、送金手続きをして、1-3日待たないといけません。自分の銀行口座に入金されるまでの時間を比べると、PaypalのほうがSquareよりも資金回転速度が早いわけではありません。

    楽天は、知りません。

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