Virgin Mobile USA/BoostMobileがプリペイドでLTEスマホを提供開始


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最近の噂の精度は、かなり高いなあ・・・

先週から噂が漏れていましたが、Sprintの100%子会社でプリペイド携帯専門のVirgin Mobile USAとBoostMobileが、本日2013年2月25日よりLTE対応のスマートフォンを発売します。
Virgin Mobile USAはGalaxy Victory 4G LTEを$299.9(プラス消費税)、BoostMobileは2013年3月7日よりHTC One SVを$299.99(プラス消費税)、Boost Forceを$199.99(プラス消費税)で発売します。

これらのLTE対応スマホは、Virgin Mobile USAの既存のBeyondTalkプラン(月$35/$45/$55、月$15追加でテザリング可能)、BoostMobileの既存のアンドロイド用Monthly Unlimitedプラン(月$55、月$10追加でテザリング可能)で使用できます。
Virgin and Boost add LTE handsets to their pre-paid rosters – 2013年2月25日

Virgin Mobile USAもBoostMobileもこれまでWiMax対応スマートフォンを発売しており、SprintのLTEサービス地域が増えたことによって、Sprintのプリペイド部門の2社もLTE対応スマートフォンの提供を開始したものです。
ただし、SprintのLTEサービス地域は現状は内陸地方の中小都市が多く、現在カバーされている約50都市の内で主要都市といえばAtlanta、Baltimore、Boston、Chicago、Dallas、Houstonくらい。San Francisco、New York City、Washington DCは最近SprintのLTE工事が始まったらしい、という情報が流れています。

Sprintはこれから数ヶ月の間に全米170都市でLTEサービスの追加を行う予定です。

アメリカのプリペイド携帯でLTEサービスも利用できるのはVirgin Mobile USAやBoostMobileが初めてではありません。地域限定で自社基地局を持っているMetroPCS、Cricket Wireless、US Cellularも既にプリペイドでLTEサービスを開始しています。しかし、これらのプリペイド携帯会社は自社基地局所有地域以外ではLTEサービスに加入できなかったり、自社基地局以外の地域にローミングした場合にはLTEサービスの恩恵が受けられませんでした。(その場合には、VerizonまたはSprintのCDMA2000電波にフォールバックします。)

しかし、全米レベルで基地局を持つ4大キャリアのプリペイド携帯サービスでLTEが使用できるようになるのは、Virgin Mobile USAとBoostMobileが初めてと成ります。・・・まあ、SprintのLTEカバレッジはまだ狭いですが・・・でも、年内には主要都市ではLTEが使用できるようになるでしょう。

Virgin Mobile USAもBoostMobileもデータ通信は使い放題ですが、月2.5GB以上は速度制限で減速されます。

これまでVerizonはプリペイドでLTEのポケットWiFiは昨年2012年5月1日から提供していますが、プリペイド携帯ではVerizonのLTEデータ通信を使用できません。
AT&Tも、プリペイドデータ通信専用プランではLTEに接続できますが、プリペイドGoPhone携帯契約ではLTEに接続できません。

さて、このVirgin Mobile USAのLTEサービス開始により、待望の同社のプリペイドiPhone 5販売開始も近いのでしょうか。



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