Sprintがプリペイド携帯サービスを開始。T-Mobileプリペイドで「データ使い放題」速度制限撤廃(2013年1月9日より)


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年明け直後から噂が出ており、昨日、FierceWirelessが確認したニュースですが、Sprintが2013年1月25日から自社(Sprint)ブランドでプリペイド携帯サービスを始めるようです。
Sprint to Launch Own Internal Prepaid Brand This Month with “Sprint As You Go” – 2013年1月2日
Rumor: Sprint to Launch $70/Month Prepaid Plan With Roaming and No Speed Cap – 2013年1月3日
Confirmed: Sprint As You Go unlimited prepaid launching Jan. 25, without speed throttling – 2013年1月4日
Sprint confirms pay-as-you-go service, promises not to throttle speeds or cap data – 2013年1月4日

Sprintは既に100%子会社のBoost MobileおよびVirgin Mobile USAでプリペイド携帯サービスを提供していますが、2013年1月25日からSprintブランドでもプリペイドサービスを開始します。アメリカではスマートフォンの普及に伴い、ポストペイド契約の毎月の通信費が高いためにプリペイド契約に切り替える利用者が増えており、Sprintもこの「脱ポストペイド」の傾向に対して何らかの対策を行わないといけなくなった模様です。

Sprintのプリペイドサービスは、「Sprint As You Go」サービスと呼ばれます。

 

Sprintは3GはCDMA2000通信方式でSIMを使用していないため、SIMフリーGSM/W-CDMA携帯を持ち込んでのSprintとの契約は出来ません。一般にSprintで(ポストペイド、プリペイド)契約する場合には、Sprintが販売する携帯本体が必要です。

今回のSprintプリペイドサービス開始では、プリペイド専用に2台のフィーチャーフォンと2台のスマートフォンが提供されます。これ以外のSprint携帯では、Sprintプリペイドサービスに加入できません。

フィーチャーフォンは
● Samsung M400 フリップ携帯 $49.99
● Samsung Array スライドキーボード付き $79.99

スマートフォンのモデルは、
● LG Optimus Elite($149.99)
● Samsung Victory ($249.99)
で、Samsung VictoryはLTEでの通信も可能です。(LTE対応機はSIMが必要。)
SprintのLTE通信網はまだVerizon(470都市)やAT&T(135都市)よりもはるかに少ない地域(49都市)でしか提供されていませんが、更に少ない地域(19都市)でしかLTEを提供していない地域携帯会社のMetroPCSに続き、初めて全米レベルのキャリアがLTE対応携帯端末をプリペイドで利用できることになることは、大きなマイルストーンです。

料金は、
● フィーチャーフォン 月$50で通話・テキスト・データ使い放題
● スマートフォン 月$70で通話・テキスト・データ使い放題
Sprintはポストペイド契約でもデータ通信は使い放題ですが、プリペイドでも同じくデータ使い放題サービスを提供するそうです。

※ Sprint子会社のBoostMobileおよびVirgin Mobile USAでは、3Gデータ通信を月2.5GB以上使用すると速度制限が掛かります。
 
 

また、Sprintと同じくポストペイド契約では「データ通信使い放題(Unlimited)」プランを提供しているT-Mobile USAは、プリペイド(Monthly4Gプラン)でもUnlimitedプランを2013年1月9日から提供する、とEngadget誌は報告しています。
T-Mobile Monthly4G plans may get an unlimited data tier on January 9th – 2013年1月4日
この報道によると、これまでの
● (旧)月$70、データ使い放題(ただし月5GB以上は2G速度に速度制限)
が、2013年1月9日から
● (新)月$70、データ使い放題(速度制限無し)
になります。
 
 



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