Republic Wireless(SprintのMVNO)が、月$19(約1550円)で通話・テキスト・データ使い放題を正式サービス開始


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SprintのMVNOのRepublic Wirelessは過去1年間、限定ユーザーでHybrid Calling技術のベータテストを運用していましたが、「月$19でアメリカ国内通話・テキスト・データ(ネット)使い放題サービス」を一般ユーザーに対しても正式に開始することを、今週月曜日の2012年11月19日に発表しました。
Freedom has arrived. republic wireless is open for everyone. Welcoming pre-orders now. – 2012年11月19日

現在、同社のホームページでは、同社のHybrid Callingソフトを搭載したアンドロイド2.3(Gingerbread)スマートフォンのMotorola DEFY XTのプリオーダーを$249プラス$10サービススタートアップ手数料(合計$259)で受け付けています。Defy XTは、2012年12月中頃出荷予定です。

 

同社が極安で「何でも使い放題サービス」を提供できるのは、独自の開発による「Hybrid Calling」技術を使って、周囲にWiFiが接続できる環境ではデータ(ネット)のみならず、通話も自動的にWiFi回線を優先で使う為です。

WiFiを使って携帯の電話番号で通話を行う技術そのものは新しいものではなく、既に約2年前からT-Mobile USAは「WiFi Calling」という名称で一部のT-Mobileアンドロイド携帯で採用しています。しかし、T-Mobileの場合は、T-Mobileの電波が弱かったり届かない地域や、アメリカ国外でWiFiを利用して通話することが想定環境であり、WiFi Callingを利用した場合にはアメリカ国内通話料金(または割り当てられた無料通話分数)が適用されます。また、T-MobileのWiFi Callingの場合は、利用者がWiFi Callingを使用するかどうかの選択ができます。

Republic Wirelessは同様の技術を利用者の毎月の通話コストを下げるために採用していて、かつ、自動的にWiFiとSprintのCDMA通信とを切替える技術を持っている点で、全く新しい発想といえます。このWiFi/セルラー通信自動切替技術がどれほどのものかは、「まだ完璧ではない」と疑問視する意見もあるようですが、1年間のベータテストを経た上での成果なので、期待したいと思います。

現在、アメリカ国内の「通話・テキスト・ネット使い放題」プリペイド・プランは、平均月$50掛かっており、Republic Wirelessの月$19(月約1550円)プランが成功すれば、他社の使い放題プランの価格を下方に引く影響力を持つことも考えられます。

購入後、サービスに不満がある場合には、30日以内にキャンセル/返品すれば全額返金されます。

Republic Wirelessホームページ



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