AT&Tが車のダッシュボード専用モバイルルーター、ZTE Mobleyを発売開始




AT&Tは2015年9月11日より、車のダッシュボードの車両診断コネクター(OBD-II)に刺し込んで使用する、車内専用モバイルルーターを発売開始しました。
メーカーはZTE、モデル名はZTE Mobleyです。

契約期間束縛無しの価格は$99.99(プラス消費税)ですが、ポストペイド2年契約を結ぶとZTE Mobleyは無料になります。

“AT&Tが車のダッシュボード専用モバイルルーター、ZTE Mobleyを発売開始” の続きを読む

「T-Mobile USのカバレッジが大きく広がっている」ってのは、ポストペイド契約の場合。




昨日、T-Mobile USは「Lifetime Coverage Guarantee」で、新しくLTE Band 12が追加された新iPhone(iPhone 6s/6s Plus)ユーザーで電波のカバレッジに不満のある場合は、
 - 購入後30日は返金・返品可能、
 - T-Mobile USとの通信契約を解約し、他キャリアへ移る場合には、無料でSIMロック解除してくれて、さらに、解約月の料金を最大1ヵ月分無料にする、
という保証を約束することを、発表しました。

このときに一緒に出されたカバレッジマップですが・・・
これ、非常に誤解を招きますので、注意しておきます。
この地図のマジェンタ色で塗り潰されている地域は、実は、ローミングパートナーの電波も含まれて居ます。確かに、T-Mobile USとポストペイド契約すれば、これらのローミングパートナーの電波にも接続できます。しかし、プリペイドではこのローミングパートナーの電波には接続できません。

正確なT-Mobile USおよびローミングパートナーのカバレッジエリアの違いはT-Mobile USのCoverageページをアクセスし、地図をズームイン(拡大)してみれば、分かります。薄い灰色の地域はT-Mobile USの自社電波ではなく、ローミングパートナーの電波です。
【T-Mobile US】Coverage
“「T-Mobile USのカバレッジが大きく広がっている」ってのは、ポストペイド契約の場合。” の続きを読む

【見解】今年のiPhone 6s/iPhone 6s Plus最強モデル?




2015年9月13日現在、アップルのLTEリストでの英語表記と、その他言語表記、ではまだ統一性が無く、英語表記以外ではA1688 GSM/A1687 GSM板がまだ残っています。よって、以下の【見解】はまだ最終のものではありません。参考程度にしてください。
アップルがはっきりしないし、表記を変えたりするので、筆者も疲れました。

2015年9月15日現在、また、アップルのLTEリストでの英語表記でA1638 GSMモデル(A1688モデルだった)とA1687 GSMモデルが復帰しました。本当にコロコロ変わるアップルです。時間が無いので後で変更しますが、以下の記事でA1688=A1638と考えてください。


昨夜のiPhone 6s/iPhone 6s Plus予約販売前後にアップル公式ページのLTE対応リストに新iPhone 6s/6s Plusモデルが追加されました。
【Apple】iPhoneのモデルごとのLTE対応キャリアリスト

これにより、iPhone 6s/iPhone 6s Plusはそれぞれ 4モデルあることが確定しました。 また、「少なくとも5モデル」に戻りました。
● iPhone 6s:A1633 GSM CDMA、A1688 A1638 GSM、A1688 A1638 CDMA、A1700 GSM、A1700 CDMA
● iPhone 6s Plus:A1634 GSM CDMA、A1687 GSM、A1687 CDMA、A1699 GSM、A1699 CDMA
各々後者2モデルは、中国でのみ販売モデルです。

これら最新事実を取り入れたiPhone 6s/iPhone 6s Plus周波数比較表は、
iPhone 6s/6s Plus、アメリカ・日本・香港・欧州モデル の周波数対応表 – 2015年9月9日【最終編集日:2015年9月12日】

そこで、毎年「どれが最強モデル?」って、各メディアやSNSが騒ぐので、ここでも一言。

 - A1633 GSM CDMA/A1634 GSM CDMAは、AT&T(と、アメリカの小規模ローカルキャリア)のみ。他のモデルに比べてFD-LTE Band 30が多いのが特徴だが、これは今のところAT&Tでしか使用しないマイナーなLTEバンドなので、普通の使用者は無視しても良い。AT&TはBand 17、2、4、5(現時点でサービスエリアの広い順)があるので、通常の使用にはBand 30が無くても困らない。
 - 昨年のiPhone 6/6 Plusの状況から、日本のモデルは3社共通でA1688 CDM/A1687 CDMAであろう。
 - 日本モデルと同じ海外モデルは、アメリカVerizon版およびSprint版のみであろう。 AT&T版、中国本土版以外は、全て日本モデルと同じA1688 CDM/A1687 CDMAであろう。
 - 香港・欧州版などは、CDMAに対応しないA1688 GSM/A1687 GSMであろう。KDDI auでは使えないであろう。また、ソフトバンクでアメリカ放題でも(アメリカ国内で)使えない可能性がある。(アメリカ放題のローミング回線であるSprintの3Gは、CDMA通信方式だから。) 最新のアップル iPhone LTEリストページを見る限り、香港・欧州版も同じA1688 CDMA/A1687 CDMAであろう。KDDI auでも使えるであろう。また、ソフトバンクでアメリカ放題でも(アメリカ国内で)使えるであろう。
 - 去年と違って、今年はVerizonとSprintは同じモデル。
 - Verizonはどんな買い方をしても、最初からSIMフリー。
 - AT&Tはデバイスオンリー、または、定価購入のみ、最初からSIMフリー。その他の買い方ではSIMロック解除は可能だが、条件がある。また、サードパーティーでのSIMロック解除も可能。新iPhoneモデルは例年、$100前後でサードパーティーSIMロック解除が可能。
 - Sprintは昨年のiPhone 6/6 Plusから、アップルストアで定価でデバイスオンリーで買えば、最初から米国外SIMフリー。おそらく、今年からは米国内・米国外完全SIMフリー。(2015年2月11日以降のアメリカのキャリア自主的SIMロック解除方針が発効。)
 - 残念ながら、予約開始段階ではAT&T版、Verizon版およびSprint版は、通信契約無しでは購入できない。
 - これらのモデルを日本在住日本人が買うには、9月25日の店舗販売開始以降、店頭でデバイスオンリー購入をするしかない。
 - 現時点で、T-Mobile US版 がA1688 GSM/A1687 GSMなのか、A1688 CDM/A1687 CDMAなのかは、確認できない。 はA1688 CDM/A1687 CDMAであろう。予約注文ではT-Mobile USを注文すると「GSM」版と表示されるが、昨年のようにiPhone 6/6 Plus AT&T/T-Mobile US版が予想外にCDMAにも対応していたので、その可能性もあるが高い。
 - しかし、日本でKDDI auに加入しないのなら、T-Mobile US版A1688 GSM(CDMA?)/A1687 GSM(CDMA?)は今の時点でアメリカ・アップル・オンラインショップで、契約無しで予約購入できる。

 - これとは別に今年からアメリカ・アップルストアが「毎年機種交換できるiPhone Upgrade Program」を提供していて、このモデルは初めからSIMフリーで、アメリカ4キャリアのどれとでも使えることが分かっている。しかし、アメリカの与信履歴のチェック(=ソーシャルセキュリティ番号の入力)があり、基本的に1年ごとに古い端末を返却しないといけないので、アメリカに住んでいない人間はこの方法での購入は実質的に不可能。また、このモデルはA1688 A1633 CDM/A1687 A1634 CDMAと予想される。が、AT&TのBand 30をカバーしないのは「4キャリアで使える」という宣伝文句に反さないかどうかが不明。(まあ、マイナーなBandなので、無視しても良いかな。)

 - そして、iPhone 6/6 Plusのように、発売開始3ヶ月以上経ってから、今は発表されていない新しいモデル(A1633 CDMA/A1634 CDMA)を出す可能性がある。

“【見解】今年のiPhone 6s/iPhone 6s Plus最強モデル?” の続きを読む