StraightTalk/Net10版のiPhone 5s/5cは、AT&T回線使用。しかも、モデルA1457/A1507(欧州と同じモデル)?


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StraightTalkとNet10は、自社ブランドのiPhone 5s/5cを2013年12月13日より販売開始しました。
【PRNewswire】Apple iPhone 5s and 5c Now Available on Straight Talk Wireless® and NET10 Wireless® – 2013年12月9日

ところが、このStraightTalkとNet10のiPhone 5s/5cは、SIMを使用し、AT&T回線に接続するようです。

しかも、アップルのLTE対応リストページによれば、
【Apple】iPhone 5c and iPhone 5s LTE 対応リスト
StraightTalkとNet10の販売するiPhone 5sと5cは、それぞれA1457とA1507で、ヨーロッパで販売されているモデルと同じです。

A1457(iPhone 5s)とA1507(iPhone 5c)は、LTE対応は
Band 1 (2100 MHz)
Band 2 (1900 MHz)
Band 3 (1800 MHz)
Band 5 (850 MHz)
Band 7 (2600 MHz)
Band 8 (900 MHz)
Band 20 (800 MHz)
です。このうち、AT&Tが使用する可能性があるのはBand 2と5のみで、それもまだ一部の大都市でしかサービス開始されていません。AT&TのメインのLTE周波数は700MHz Band 17で、現在、全米488都市でサービス開始されています。このAT&TのメインのLTEには、このStraighTalk/Net10のiPhone 5s/5cモデルは接続できません。

StraightTalk/Net10のAT&T回線用SIMはLTE接続も許可していますが、このiPhone 5s/5cモデルでは、ほとんどの都市でまだLTEが使用できません。

また、A1457(iPhone 5s)とA1507(iPhone 5c)は、CDMA2000通信方式には対応していません。

なぜこう言うことになったのか、筆者にも理解できません。AT&T回線を使うなら、なぜ、モデルA1533(GSM)/A1532(GSM)を販売しなかったのでしょう?
また、Appleの「iPhone 5c and iPhone 5s LTE 対応リスト」が正しいという確証も、まだありません。

一つだけ言えることは、StraightTalk版iPhone 5はVerizon回線使用でVerizonモデルだったため、SIMフリーでした。そして、プリペイド契約のため、長期契約する必要がありません。そのため、StraightTalk版iPhone 5は国外ユーザーにも購入対象として狙われていました。
しかし、StraightTalk/Net10版iPhone 5sおよびiPhone 5cはAT&T回線使用で、回線速度は最高3G/HSPA+(”4G”)までで、端末はSIMロックされている可能性が高いと思います。(SIMロックに関しても、未確認情報です。)

「StraightTalk版iPhone 5」と同じつもりで「StraightTalk/Net10版iPhone 5s/5c」を考えていた方は、ご注意ください。

T-Mobile USのMVNO、Simple Mobileが、LTE接続開始


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T-Mobile USのMVNOで、今年(2013年)初めにTracfone(Net10、StraightTalkと同じ親会社)が買収したSimple Mibileでは、数日前からLTEへのアクセスを開始したようです。

● 月$50 米国内通話使い放題、国内・国際テキスト使い放題、データ使い放題(ただし、月3GBまで高速。月3GB以上は2G速度の減速。)
● 月$60 米国内通話使い放題、国内・国際テキスト使い放題、データ使い放題(ただし、月5GBまで高速。月5GB以上は2G速度の減速。)
の契約者は、契約内容(SIM)やAPNの変更無しに、LTEへの接続が可能になった模様です。

Simple Mobile(T-Mobile回線)のLTEに接続するためには、端末が上り1700MHz/下り2100MHz(AWS)のBand 4 LTEに対応している必要があります。
【PrepaidPhoneNews】T-Mobile MVNO Simple Mobile Delivers LTE On $50 and $60 Plans – 2013年12月30日
Simple Mobile ホームページ
Simple MobileのSIMは、家電量販店BestBuyでも購入できます。

また、今月サービスを開始したばかりのT-Mobile USの新規参入MVNO、35orLessも、LTE接続のサービスを提供しています。
【PrepaidPhoneNews】T-Mobile MVNO 35orLess Promo – First Month Unlimited Everything For $20 – 2013年12月27日
35orLessは提供する通信プランは一つだけで、
● 米国内通話使い放題、テキスト使い放題、データ使い放題(ただし、月500MBまでLTEを含む高速。月500MB以上は2G速度の減速。)
会社名の通り、毎月の通信料は$35以下ですが、加入者数によって変わってきます。つまり、加入者が増えれば、月の通信料は安くなります。
現在のところ、今月の通信料は$28.214+$2ユニバーサルアクセス税=$30.214となっています。
35orLess ホームページ

これにより、Simple Mobileと同じ親会社を持つNet10(T-Mobile回線用SIM)やStraightTalk(T-Mobile回線用SIM)を含め、他のT-Mobile USのMVNOも近いうちにLTEアクセス可能になると思われます。

現在、AT&TのMVNOでは、
● Net10(AT&T回線用SIM)
● StraightTalk(AT&T回線用SIM)
がLTEアクセスが可能です。(どちらも、月2.5GBまでLTEを含む高速アクセス。それ以上は、2G速度に速度制限。LTE周波数は、700MHz Band 17を主に使用しています。)

また、StraightTalkはiPhone 5s/5c販売を最近、開始しましたが、iPhone 5の時とは違い、AT&T回線で提供し、LTEへのアクセスが可能になっています。

iPhone Fitbitアプリが、iPhone 5sのM7 Motion Processor対応になった。


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アクティビティトラッカー(健康管理)のiOS用Fitbitアプリが、本日20913年12月30日のアップグレードで、iPhone  5sのM7 Motion Processor対応になりました。
つまり、iPhone 5sを持っている人は、Fitibit One/Flex/Forceなどを購入しなくとも、一部の機能(フロアを登った階数、睡眠解析、アクティブ時間記録)を除いて、Fitbitのアクティビティトラッカー機能を利用できます。

まだFitbitアプリをダウンロードしていない人は、AppStoreからFitbitアプリをインストールし、

Fitbitにアカウント(Eメールアドレスの登録)をした後、

「新しいFibitデバイスを設定(Set Up a New Fitbit Device)」で、「MobileTrack」を追加します。

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(続々)海外からKindle日本の本を購入して、読む方法:トラブル対処編(追加)


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海外で日本Kindleからディジタル書籍をダウンロードして読む方法
海外からKindle日本の本を購入して、読む方法 – 2012年10月25日
(続)海外からKindle日本の本を購入して、読む方法:トラブル対処編 – 2012年10月28日
への追記(訂正)です。

最近、iOSデバイス(iPhone、iPad)のKindleアプリで、
(続)海外からKindle日本の本を購入して、読む方法:トラブル対処編:■ Amazon.co.jpアカウントが、海外iOS/アンドロイドのKindleアプリを搭載した端末を認識しない(場合の対処法)
の指示に従って、「iOSの言語を日本語に変更しても、KindleアプリでAmazon.co.jpのアカウントでログインできない。」という報告があったので、検証してみました。
 

結果、この場合は、言語設定のみならず、書式設定も日本にする必要があることが、筆者の実際の検証で判明しました。(それまでのKindle日本へのアクセス履歴によっては、書式を日本にする必要が無い場合もあります。)

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アメリカから家庭室内照明用白熱電球が無くなります。


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アメリカでは2014年1月1日より、60Wと40Wの家庭用白熱電球の製造/輸入が中止となります。
これにより、60Wと40Wの家庭用白熱電球は、現在の店頭在庫が売れ切れ次第、購入が出来なくなります。

これより以前に、100Wの家庭用白熱電球は2012年1月1日に、75Wの家庭用白熱電球は2013年1月1日に製造/輸入が中止されています。


これらは、2007年12月19日に施行されたEnergy Independence and Security Act of 2007(Clean Energy Act of 2007)の規則により、段階的に規制導入された結果によります。
【Wikipedia】Energy Independence and Security Act of 2007
【ComputerWorld】Many consumers in the dark about Jan.1 start of light bulb phase out – 2013年12月24日
【Quartz】The most popular lightbulb in America will be banned on Jan. 1 – 2013年12月26日

この法律によると、必ずしも「白熱電球」全てが製造中止になっているわけではなく、「従来の電球に比べて25%以上の電力消費減を達成できないものは、製造または輸入禁止」という決まりになっています。
さらに、電球の寿命も、従来の750時間前後から、この法律では1000時間以上の寿命が最低寿命として要求されています。

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CES 2014 ラスベガス通信対策のための情報


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さて、恒例のラスベガスCES(Consumer Electronics Show、2014年1月7-10日)での通信対策。
過去ログはこちら、
CES 2013 ラスベガス通信対策 – 2012年12月18日
2012 CES期間のラスベガスのモバイル通信状況 – 2012年1月5日

CESも目の前に迫り、最近、去年の記事にヒットして、閲覧している方が居る用なので、2014年向けにデータを更新します。
そもそもこの期間は、世界から15万人以上の参加者が、狭いラスベガスのストリップとコンベンションセンターに集中しますので、携帯電話やセルラー・データ通信は、アクセス混雑で機能しないことが多いです。

ただし、携帯会社も毎年少しずつ学んできて、移動基地局などを緊急に配置して居るようです。

まず、各社の閑散時(平常時)の回線状況:

赤字は、2013年1月にはラスベガスには無かったサービス。

キャリア(回線) 2G回線 3G(or “4G”)回線 LTE/WiMAX回線
Verizon CDMA2000 1x 1900MHz
CDMA2000 1x 800MHz
CDMA2000 EVDO Rev A. 1900MHz
CDMA2000 EVDO Rev A. 800MHz
LTE 700MHz C Band 13 (メイン) (10MHz+10MHz)
LTE 1700/2100MHz Band 4 ?(不明)
AT&T GSM/Edge/GPRS 1900MHz
GSM/Edge/GPRS 850MHz
W-CDMA/HSPA+ 1900MHz Band 2
W-CDMA/HSPA+ 850MHz Band 5
LTE 700MHz B Band 17 (メイン) (10MHz+10MHz)
LTE 1900MHz Band 2 (サブ) (5MHz+5MHz)
Cricket
2014年初めにAT&Tへ買収/統合完了予定
CDMA2000 1x 1900MHz CDMA2000 EVDO Rev A. 1900MHz LTE 1700/2100MHz Band 4
T-Mobile US GSM/Edge/GPRS 1900MHz W-CDMA/HSPA+ 1900MHz Band 2
W-CDMA/HSPA+/DC-HSDPA 1700MHz/2100MHz Band 4
LTE 1700/2100MHz Band 4 (10MHz+10MHz)
MetroPCS
2013年5月1日からT-Mobile USと合併
GSM/Edge/GPRS 1900MHz(新機)
CDMA2000 1x 1900MHz(旧機)
W-CDMA/HSPA+ 1900MHz Band 2(新機)
W-CDMA/HSPA+/DC-HSDPA 1700MHz/2100MHz Band 4(新機)
CDMA2000 EVDO Rev A. 1900MHz(旧機)
LTE 1700/2100MHz Band 4 (10MHz+10MHz)
Sprint CDMA2000 1x 1900MHz CDMA2000 EVDO Rev A. 1900MHz WiMAX 2.5GHz

LTEサービスは、公式には未開始
非公式に1900MHz Band 25 (5MHz+5MHz)

平均ダウンロード速度比較:
調査:RootMetrics
Las Vegas, NV RootScore Report september 2013 – 2013年9月

キャリア 平均Download速度 平均Upload速度
Verizon 14.4Mbps 5.4Mbps
AT&T 14.9Mbps 7.2Mbps
T-Mobile US 13.5Mbps 10.6Mbps
Sprint (WiMAX) 2.1Mbps 0.9Mbps

というわけで、

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AT&T iPhoneのサードパーティ・ファクトリー・アンロックを試してみた。(2013年12月)


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AT&Tの無料iPhone SIMロック解除(ファクトリー・アンロック)は、今でもフォーム入力から申請できます。

AT&Tポストペイド加入者であれば、1年間に(iPhoneに限らず、合計)5台までSIMロック解除を無料でリクエストできます。

AT&Tの(無料)iPhone SIMロック解除フォームのURLは、
【AT&T】Device Unlock Portal:Request a Device Unlock
でアクセスできます。
AT&T iPhone SIMロック解除リクエストが、オンラインフォームで出来るようになった。 - 2012年9月8日

ただし、最近、「2年契約割引で購入した場合には、2年契約が完了しているか」や、「2年契約割引で購入して、2年未満の場合に、早期解約料を払っているか」などのチェックが厳しいようです。

筆者も最近、依頼され、iPhone 4S、iPhone 5をAT&TにSIMロック解除リクエストしましたが、iPhone 4Sはまだオリジナル購入者が買って8ヶ月程度しか経過していないようなのに、発売開始の時期である2011年9月からは2年以上経過しているので、すんなりと問題無くSIMロック解除できました。

しかし、AT&T版 iPhone 5のほうは、まだ発売開始から1年ちょっとしか経っていないため、チェックが厳しいようです。2台ともAT&TからSIMロック解除を拒絶されてしまいました。

1台は
● SIMロック解除したければ、2年契約を終了しないとダメよ。
● GoPhone加入者の場合には、6ヶ月サービスを継続しないとダメよ。
● ポストペイド契約者で、iPhone買うときに定価で買ったのなら、60日は加入継続してから出ないとダメよ。
というAT&Tからの返事。
このAT&T版iPhone 5はオリジナル購入者が2012年9月から11月の間に購入していることはIMEI番号からの検索でわかっており、それをオークションで筆者への依頼主が購入したものですが、買ったときの状況がまったく不明です。筆者が買ったわけではないので、この3つの条件を言われても、対策の立てようがありません。

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グーグル音声入力(Google Voice Typing)で、音声書き起こし(transcription)を試してみた。


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通常、これまでの「音声からテキストへの変換」アプリは、音声認識するためのスピーチする前に「マイク/開始」ボタンをクリック(タップ)し、一文または一語/数語を話し終わったら再度「マイク/終了」ボタンをクリックすると、文章がテキストに変換されました。

ところが、いつからか知らないけど、最新のGoogle Voice Typingでは、文章の終わりを勝手に認識してくれて、「マイク/終了」ボタンをクリックする必要無く、音声をテキストに変換してくれます。

ということは、「長い文章や複数のセンテンスでも、自動的に音声をテキストに変えてくれるのかな?」と思って、検証してみることにしました。
検証は、新Nexus 7(2013)、アンドロイド4.4 タブレット端末で行いましたが、4.xだと同じように出来るようです。しかし、どこまで古いバージョンまでこのGoogle Voice Typingでの「音声書き起こし(transcription)」が可能なのかまでは、調べていません。

まず、入力には、Google Keyboardを使用します。

使用した録画(録音)素材は、筆者が仕事で引き受けた、ある会社の社内教育用ビデオで、社長が社内業績と業界の状況について英語で語っている、約30分のビデオ教材です。
筆者は、これを日本語に音声ダビングする作業を依頼されたのですが、
● 英語ビデオ ⇒ 英語音声の音声書き起こし(transcription) ⇒ 会話の日本語訳 ⇒ 日本語音声ダビング ⇒ 二言語音声を同期させるための録音編集
の過程で、最初に英語の「音声⇒テキスト変換」を行う必要があったので、ついでに試してみたものです。

もちろん、「音声⇒テキスト変換」の言語は、英語・日本語も含め、多数の言語が選択できます。(デフォルト設定は「自動」ですが、実際に行うときには、どれかの言語にフィックスしたほうが正確さが増すのかもしれません。)

ステップ1:

何でも良いので、自分の良く使っているテキスト・エディター・アプリを起動します。
筆者は、「AK Notepad」と「920 Text Editor」で検証してみました。
テキスト画面をタップして、Goodle (default) Keyboardを画面に出します。
キーボードのマイク・アイコンをタップします。

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AT&Tポストペイド加入者は、イギリスでもEEでLTEローミング可能


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2週間前にAT&Tポストペイド携帯加入者はカナダでLTEローミング可能になったことを、お知らせしました。
AT&Tポストペイド加入者は、カナダでLTEローミング可能になりました。 – 2013年12月10日
カナダではRogersのBand 4(AWS)または Band 7(2600MHz)でLTEローミング可能です。

そのAT&Tが、2013年12月17日、イギリスEE(Everything Everywhere Limited)へのLTEローミングを発表しました。
【DroidLife】AT&T and UK Carrier EE Sign 4G LTE Roaming Deal for Visitors – 2013年12月17日
【Engadget】AT&T signs deal with EE to offer 4G data roaming in the UK – 2013年12月17日
開始時期は2014年前半、ローミング料金はまだ発表されていません。
また、同時に、イギリスEEの加入者も、AT&TのLTEローミングが可能になります。

EEのLTE周波数は、
● 1800MHz Band 3
● 2600MHz Band 7
● 800MHz Band 20(予定)

AT&TのLTE周波数は、
● 700MHz Band 17 (人口カバー率80%以上)
● 1900MHz Band 2 (大都市で開始したばかり)
● 850MHz Band 5 (大都市で開始したばかり)
● 上り1700/下り2100MHz Band 4 (普及率不明。まだそれほど広くない。)
です。

SprintがLTEカバレッジ、300都市達成を発表。


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Sprintは本日、2013年12月16日、LTEサービス都市300都市達成をプレスリリースで発表しました。
【Sprint】Sprint Poised for 2014 Breakthrough Following Year of Network Advances – 2013年12月16日

Sprintは、基地局とバックボーン(スイッチングセンター)との間の固定回線の高速化アップグレードが遅れており、そのために、比較的回線置き換え作業の容易な地方小都市からLTE化を進めています。
したがって、このサービス都市の数は、必ずしも人口カバー数に比例しません。
Sprintは今年(2013年)年末までにLTEの人口カバー2億人(アメリカの人口は3億人強)を目標にしています。

今回新たに追加された70都市の中でも大都市と呼べるのは、San Diego、Madison(Wisconsin)、Greenbay、Louisville(Kentucky)、Orlando(Florida)、St Louis、El Pasoくらい。

更にこのプレスリリースの中で、Sprintは今年6月末に停波したiDen通信方式の800MHz周波数を3G CDMA2000とLTE Band 26に既に一部の地域で再編していることにも公式に触れています。

参考:
アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2013年12月16日現在 – 2013年12月16日更新

T-Mobile USが、700MHz(Aブロック)Band 12をVerizonから購入か


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T-Mobile USは現在、AWS(上り1700MHz/下り2100MHz) Band 4でLTEサービスを提供していますが、高周波数ではビル内部への電波の透過がしにくいため、低周波数の電波使用権獲得を模索していました。

これに対し、Verizonは2008年の政府の電波競売で「700MHz(Aブロック)Band 12」を約26億ドルで権利獲得していましたが、Verizonはその後「700MHz(Cブロック)Band 13」でLTEサービスを開始し、CATV会社などから2011年12月に購入したAWS Band 4でも最近、大都市でLTEのサービスを開始しています。

T-Mobile USは2014年1月に予定されていた600MHz帯域の電波使用権競売に参加するのではないかと予想されていましたが、先月、その意思は無いことを表明していました。Sprintも周波数600MHzの使用権競売には興味が無いことを表明しており、結果的に、この電波使用権競売は、将来的に「どこでもTV」のサービスの提供の必要性を感じている衛星放送会社、DISH TVだけが競売参加の意思を表明していました。しかし、アメリカ政府FCCはDISH TV以外の他の通信会社からの興味が薄いことから、この競売を延期することになりました。

Bloomberg誌によると、Verizonは同社には不要となった700MHz(Aブロック)Band 12をT-Mobile USに約30億ドルで売却することに、今週中にも最終的に合意するらしい、とのことです。この交渉は先月後半から情報がリークされており、AT&Tも興味を示していたようですが、最終的にT-Mobile USに落ち着きそうです。T-Mobile USがVerizonから購入する予定のBand 12使用権は、全米人口カバーで約1億5000万人分(カバー率約50%)で、T-Mobile USは大都市で既存のBand 4を補完するために使用するとみられます。

【Bloomberg】Verizon Said to Be Near Airwaves Deal With T-Mobile – 2013年12月13日

T-Mobile USは2013年11月上旬、6620万株の新規株を売却し、約18億ドルの資金調達をしています。更に、2013年11月18日には20億ドルの社債発行の手続きをしています。
【FireceWireless】T-Mobile to raise $1.8B in stock sale, could use funds to buy spectrum – 2013年11月12日
【Gigaom】T-Mobile is adding $2B to its acquisition war chest with bond sale – 2013年11月19日

T-Mobile USはこれらで得た資金を、Verizonからの700MHz(Aブロック)Band 12購入資金に当てる予定と見られています。

また、Verizonはこの交渉では現金のほか、T-Mobile USが所有しているAWS Band 4の使用権も一部の都市で要求しているようで、そのBand 4は、VerizonがBand 4使用権を持っていない地域でのLTEサービスに使用する予定のようです。

なお、700MHz(Aブロック)Band 12は、既に地域携帯会社U.S. CellularやC Spireなどが一部の地域でのLTEサービスに使用しています。

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Belkinが楽しそうなiPad Miniレゴ・ケースを発売開始


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やっと、2週間にわたり、5日間の講習が終わりました。最後の日に講習内容を確認するテストがあったので、ブログのほうは暫く更新できませんでした。


さて、BelkinがLego(レゴ)とコラボして、楽しそうなiPad Miniケースを、2013年12月3日に発売開始しました。

このケースは、表面側は3つに折れる、アップル純正風呂蓋式カバーに似た構造になっています。

本体を填める側の裏側は、レゴのブロックがくっつけられる表面になっており、この上にレゴブロックで自分の好きなデザインを填められます。

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AT&Tポストペイド加入者は、カナダでLTEローミング可能になりました。


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先週は3日間の認定トレーニングに出席しており、サイトの更新が途絶えておりました。また今週後半から残りの2日間のトレーニングに出席し、来週はハワイに3日だけ出張してきます。

さて、AT&Tは本日2013年12月9日、プレスリリースを出し、AT&Tのポストペイド加入者はカナダでRogersのLTEを国際ローミングできることを発表しました。

カナダでのLTE国際ローミングは、必要なときに既存のAT&Tオプションサービスの「Global Data Add-on」を購入(加入)することで、自動的に、かつ、「LTE追加料金」無しで、利用できます。
AT&TのGlobal Data Add-onの料金は、以下の通りです。
● $30.00で、120MB/30日まで
● $60.00で、300MB/30日まで
● $120.00で、800MB/30日まで
超過分は各プラン共$30.00/120MB。(この料金は、3G接続であろうが、LTE接続しようが、同じ料金です。)

カナダRogersのLTEはAWS(Band 4)および2600MHz(Band 7)を使用し、20MHz+20MHzの帯域でカテゴリー4(理論値最大ダウンロード速度150Mbps)で提供されています。ます。サービスエリアは2013年末までには120都市、人口カバー2400万人(人口カバー率70%)をカバーします。

カナダRogersの3G/HSPA+(茶色)、2G GSM(黄色)とLTEマップ

カナダRogersのLTE(紫)マップ

また、AT&TのプリペイドiPad/タブレット/ポケットWiFi(DataConnectプラン)にも国際ローミングオプションがありますが、ポストペイド契約以外にこれらのプリペイドデータ専用プランの国際ローミングオプションでもカナダLTEローミングが可能であるかどうかはプレスリリースには明記されてはいませんが、筆者は「可能だ」と思います。

多くのAT&T用LTE端末は、AT&TのLTE周波数 700MHz Band 17のほか、AWS Band 4にも対応するように設計されています。最新iPad Air/iPad Mini Retinaは2600MHz(Band 7)にも対応しています。

AT&TのこのカナダRogersとのLTE国際ローミングは、アメリカキャリアの中で初めてのサービスとなります。

AT&Tプレスリリース:
【AT&T】 AT&T Customers Can Now Enjoy 4G LTE Wireless Speeds While Traveling in Canada – AT&T Is First U.S. Carrier to Offer International LTE Roaming – 2013年12月9日

【お知らせ】商品購入代行ページに、いくつか対象商品を追加しています。


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標題の通り、商品購入代行ページに、いくつか対象商品を追加しています。

当方はブログの投稿や、調査・検証もあるので、買えるかどうか分からないのに毎日複数のショップを走り廻るわけには行きませんが、自宅に居て商品を注文したり、近所の店に必ずいつでも置いてあるものであれば、対応可能です。

現在、依頼があるのは、
● Ready SIM
● AT&T、T-Mobile、Verizon ナノSIM
● アメリカVISAギフトカード
● アメリカiTunesカード
● Nexus 5 (LG-D820)北米版・・・最近、少し、Googleからの出荷予定日までの日数が改善してきたように思われます。
● Fitbit Flex
● Google Chromecast
などですが、以下も追加しました。
● Nexus 7 LTE (K009)北米版・・・現在、期間限定で$25のGoogle Playクレジットが付いて来ます。
● Brookstone Virtual Keyboard
● UP24 by Jawbone

なお、商品購入代行ページの掲載価格は、郵送料も含めた総経費になります。
SIMやトップアップカード/ギフトカード以外の品物を複数注文して同時梱包でお送りする場合には、個別に送料分の割引を適用することがあります。

他にも米国内でしか購入できないガジェットがあれば、個別にご連絡ください。調査して、納期・総額経費を回答します。

Kroger(KingSoopers) Fuel Pointsを不正利用された後の対処


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アメリカの大きな食品スーパーでは、買い物をするとその金額に応じてポイントが貰えて、加盟ガソリンスタンドでそのポイントをガソリン購入割引に使えるところが増えてきましたね。

Safewayはポイント還元にSafewayカードをスキャンしないといけないので、カードを紛失しない限り不正利用されることはまず無いと思います。ポイント還元の有効期間は、買い物した翌月の月末までです。

KrogerおよびKrogerの子会社(コロラド州KingSoopers、カンザス州Dillons、カリフォルニア州Ralphs、オレゴン州Fred Meyerなど)では、ガソリンスタンドでのポイントの還元が会員カードをスキャンするか、会員カードに登録した電話番号をキーパッドから入力することによって行えます。Krogerも、ポイント還元の有効期間は買い物した翌月の月末までです。

昨日、月末だったので、KingSoopers(Kroger)のガソリンポイント(Fuelt Point)を使ってガソリンを給油しようと行ったら・・・少なくとも昨日までは500ポイント(1ガロン当たり$0.50の割引)あったポイントが、全く適用されないではないですか!

え、なんなの?

実は、数ヶ月前(今年【2013年】夏)にも同様のことはあって、そのときは、登録した電話番号自体がガソリンスタンドで受け付けてくれませんでした!
その日はすぐに店舗内のカスタマーサービスカウンターへ行って、調べてもらったら、電話番号が知らない番号に変えられていました。
そのときは、元の電話番号に戻してもらいました。直後に、別の男の人が、「自分の電話番号が、ガソリンスタンドで受け付けてくれない。」と同じような状況でカスタマーサービスに来ていました。

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店員の間違った情報に振り回されるな! アメリカの店員は、どうやって新商品情報などを学ぶのか?


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一般的なアメリカの情報です。

アメリカの店員、たとえば、携帯キャリアのショップの店員やアップルストアの店員などは、どうやって新しい商品やサービスの情報や、技術的な情報を得るか、考えたことがありますか?
アメリカって広いですからね。一箇所に店員をまとめて、新商品/サービス説明会をするのは、時間と金が掛かりますね。その時は、店はどうするんですか?閉めるんですか?
店ごとに店長が店員に説明するにしても、店員の就業時間のシフトが違うと、何回も説明しないといけませんね。感謝祭とクリスマスと正月以外はほぼ年中無休で、1日12時間以上開いている店が多いので、店員全員が揃う日や時刻なんて、絶対にありませんよ。

たまたま数週間前に近所の郵便局へ行った時、いつもは2-3人居る窓口スタッフが、そのときは一人しか居なくて、待っている人の列が長かったことがありました。たまりかねた列の中の一人が「今日は、他のスタッフはどうしたの?」と聞いたところ、窓口職員が「一人、今、トレーニングを受けているから、私だけなのよ」という返事をしていました。直後、「ほう、たった一人の職員に、トレーナーがどこからか来ているのか」と筆者は感心しましたが、その数十秒後、隣の部屋からキーボードを打つ音と、ため息やら納得の独り言のような声が聞こえてきます。

「あ、そうか。PCとブラウザーで『郵便局職員』サイトへログインして、そのサイトにある必須カリキュラムを就業時間中に自習しているだけなんだ。」と、やっと、そこで理解できました。
おそらく、その自習カリキュラムには途中に何箇所か、または、最後に簡単なクイズがあって、(最低限)必要なことを学習したかどうかチェックする項目があるのでしょう。

ここに書いたことは郵便局に限らず、アメリカの一般のチェーン店でも同じでしょう。

時々ネットで漏れる携帯キャリアや家電量販店の「新商品やサービスの、事前情報リーク」も、本社から店舗店員へのEメールでの業務通知の内容だったりしますね。

アメリカの郵便局は、2012年11月15日からリチウム電池入り小包の受付を開始しました。しかし、12月上旬にある郵便局へ、そして、2013年1月に入ってから別の郵便局へ携帯/iPadを日本向けに郵送しようとしたところ、どちらの郵便局局員とも「リチウム電池解禁」のことを知りませんでした。筆者が局員に教えてあげなければなりませんでした。

“店員の間違った情報に振り回されるな! アメリカの店員は、どうやって新商品情報などを学ぶのか?” の続きを読む