StraightTalk / Net10 BYOP SIM、月$45($50)で何でも使い放題、使い方。


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2週間ほど前、MVNOのStraightTalkとNet10(どちらも、親会社はTracfoneブランドを持つ、メキシコの携帯電話会社América Móvil)が、これまでの方針を変えて、「SIMだけ販売」を開始する、という記事を書きました。
Net10とStraightTalkが、「SIMオンリー」サービスを開始する予定です。 – 2012年2月4日

América MóvilグループのTracfone、Net10、StraightTalk、SafeLink携帯会社については、
Tracfone、Net10、StraightTalk、SafeLinkプリペイド携帯は、(主に)通話・テキスト専用です。 – 2012年1月27日

もともとTracfone、Net10、StraightTalk、SafeLinkの利用者は低所得者または中南米移民が多く、これらの会社の販売していたプリペイド携帯はAT&TまたはT-Mobile USAの回線を利用した2G GSM、または、Verizonの回線を利用した2G CDMA携帯が中心でした。(他のアメリカ国内のプリペイド携帯会社にずいぶん遅れて、昨年秋からようやくSprint回線を利用したスマートフォンの発売が開始されました。)

そのような経歴のために、このStraightTalk / Net10 の「BYOP(Bring-Your-Own-Phone) SIMオンリー販売」も、「本当にAT&T、または、T-Mobile USAで3G回線を使えるのか。2G GSMだけではないのか。」という不安がありました。

そこで、StraightTalkのBYOP SIMを購入し、使ってみることにしました。(Net10のBYOP SIMも、基本的には同じです。)

このSIMの最大の魅力は、1ヶ月$45(Net10 は1ヶ月$50)で、「アメリカ国内通話も、テキストメッセージも、ネット(パケット)も、全て使い放題」という点です。
本当に3Gで使い放題なら、これは画期的なSIMです。

ただ、ここまで書いたように、本来のStraightTalk/Net10のユーザーは、通話主体のユーザー。
América MóvilはこのSIMオンリーサービスを開始したとしても、「パケットユーザーがそれほど急激には増えないだろう。」と予想しているのでしょう。
将来増えてきて、回線に負担が増えてきたときに、上限を設定してくるかもしれませんので、ご注意ください。
・・・しかし、今ならまだ、ネットも使い放題です!

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T-Mobile USAが、LTE導入計画を発表。


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昨年2011年3月に提案されたAT&TへのT-Mobile USAの売却が、独占禁止法の観点から連邦司法局より反対にあい、2011年12月に正式に売却がご破算になった後、T-Mobile USAの今後の動きが注目されていましたが、本日2012年2月23日、T-Mobile USAは今後のロードマップを発表しました。

それによると、T-Mobile USAは、
● 2G GSM 1900MHzサービスの帯域を縮小する。(これは、2G GSMサービスを停止することではない。)
● 開放された1900MHz帯域でHSPA+(4G)サービスを開始する。(既存のiPhoneや米国外発売の多くのスマートフォンが、T-Mobile USAで3G/4G HSPA+で使えるようになる。)
* T-Mobile USAの現在の3G/4G HSPA+サービスは、AWS(上り1700MHz/下り2100MHz)帯域で行われており、米国外で発売されている多くのスマートフォントではこの周波数への対応が無かったので、アメリカでT-Mobile USAのSIMを使って(2G GSM以外では)使用できなかった。
● 2013年にAWS(上り1700MHz/下り2100MHz)帯域で、LTEサービスを開始する。
となっています。

したがってこの発表は、T-Mobile USAが当分合併相手を模索せずに自立して米国市場で存続していくことを再確認し、また、今後はT-Mobile USAの3G/4G(HSPA+、LTE)通信で他の国の利用者がアメリカでのローミングをしやすい環境に変えていくことを明白にしたもので、米国外から米国訪問する人にも選択肢が増えて喜ばしいだけではなく、T-Mobile USAの既存の加入者にとっても歓迎されるべきことです。

T-Mobile USA Begins Network Transformation in 2012 with LTE Launch Planned for 2013 2012年2月23日
T-Mobile USA plans LTE next year, keeps low-price focus 2012年2月23日
 

AT&TにSIMロックされたiPhoneでは、以下の全てのAT&TのMVNOのSIMが使えます。


List
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AT&TにSIMロックされたiPhone (iPhone 3G/3Gs/4/4S)には、以下の全てのAT&TのMVNOのSIMが使えます。
● AT&TプリペイドGoPhone SIM (GoPhoneパッケージで$15などの通話クレジットが含まれている場合に、そのパッケージ内の携帯機種本体でアクティベートしたSIMは、ダメ。)
● H2O Wireless (Locus Telecommunications)のSIM
● Red PocketのSIM
● StraightTalk BYOP (Bring-Your-Own-Phone) AT&T回線用 SIM (StraightTalkの携帯本体と一緒に購入したものは、ダメ)
● Net10 BYOP (Bring-Your-Own-Phone) AT&T回線用 SIM (Net10の携帯本体と一緒に購入したものは、ダメ)
● Hanacell (ハナセル) 米国国内用 (月$9.99プラン、プリペイドXプラン) SIM ← 注:2015年2月にT-Mobileに変更したので、新規Hanacell顧客は使えなくなった。
● その他、AT&Tの全てのMVNOで、SIMカードのMCC/MNCが「310/410」であれば、使えます。(MCC/MNCを判読するには、SIMカードリーダーが必要です。)

個人の方でこの事実を知らない人が居るのは理解できますが、最近(2011年12月31日)、以下のようなコメントを頂いたのを一例として、携帯サービス会社までが「(自社はAT&TのMVNOなのに・・・)、自社で販売/提供しているSIMは、AT&TにSIMロックされたiPhoneには使えません。/使えないことがあります。」と明記・明言するのは、いったいどうしたことなのでしょうか?
そもそも業界の人なのに知識が無いのか、それとも、AT&Tに圧力を掛けられているのか・・・でも、SIMフリーのiPhoneには平然と自社のSIMを販売するのだから、何を考えているのか、良くわかりません。
「ももた」さんから寄せられたコメント - 2011年12月31日 11:52

したがって、上記のMVNOのSIMをアメリカ国内で使う場合は、必ずしも高価なSIMフリーiPhoneを新規購入する必要はありません。それどころか、最新モデルに機種変更した際に余ったAT&T iPhoneの古いモデルを、これらの会社のSIMで使用できます。

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