アメリカから家庭室内照明用白熱電球が無くなります。


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アメリカでは2014年1月1日より、60Wと40Wの家庭用白熱電球の製造/輸入が中止となります。
これにより、60Wと40Wの家庭用白熱電球は、現在の店頭在庫が売れ切れ次第、購入が出来なくなります。

これより以前に、100Wの家庭用白熱電球は2012年1月1日に、75Wの家庭用白熱電球は2013年1月1日に製造/輸入が中止されています。


これらは、2007年12月19日に施行されたEnergy Independence and Security Act of 2007(Clean Energy Act of 2007)の規則により、段階的に規制導入された結果によります。
【Wikipedia】Energy Independence and Security Act of 2007
【ComputerWorld】Many consumers in the dark about Jan.1 start of light bulb phase out – 2013年12月24日
【Quartz】The most popular lightbulb in America will be banned on Jan. 1 – 2013年12月26日

この法律によると、必ずしも「白熱電球」全てが製造中止になっているわけではなく、「従来の電球に比べて25%以上の電力消費減を達成できないものは、製造または輸入禁止」という決まりになっています。
さらに、電球の寿命も、従来の750時間前後から、この法律では1000時間以上の寿命が最低寿命として要求されています。

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アップルは、グリーンだよ~ : アップルが200エーカーの土地を購入、第2太陽光発電所を建設予定。


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アップルは2012年8月20日に株価評価額からの企業価値計算で、1999年12月当時のマイクロソフト全盛期を抜き、「アメリカ至上で最も価値の高い企業(The Richest Company in America)」となり、現在もその記録を更新しています。(2012年8月20日終値で6235億ドル。)
Apple surpasses Microsoft as richest company ever in US – 2012年8月21日

そんなアップルは、ちゃんと社会的責任も果たそうと努力していますよ・・・というお話。

アップルはノースカロライナ州Maidenに最新のデータセンターを最近、構築しましたが、そのデータセンターの電源は100%グリーンな電源を使用することを目標としています。

 

その一環として、アップルは最近、そのデータセンターの近くに約219エーカーの土地を300万ドル(約2億4000万円)で購入し、同社のノースカロライナ第2太陽光発電所をそこに建設する予定です。
Apple buys 200 acres in North Carolina for second solar farm – 2012年9月20日

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アメリカ、最初の商用の潮流発電を、この夏に開始


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カリフォルニア州の再生可能エネルギー発電が20%を超えたニュースを昨日お知らせしましたが、
カリフォルニア州3大電力発電企業の発電量の20%は、再生可能エネルギーから – 2012年8月2日
関連する内容として少し前に見たニュースを、今更ながらお伝えします。

それは、アメリカで初めての商用の「潮流発電」がこの夏(2012年)、メイン州コブスコック湾(Cobscook Bay)に設置されるということです。
US launches first commercial tidal power project this summer, Maine to reap moon’s gravitational benefits – 2012年7月25日
アメリカ合衆国エネルギー省プレスリリース:Maine Deploys First U.S. Commercial, Grid-Connected Tidal Energy Project – 2012年7月24日


 

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カリフォルニア州3大電力発電企業の発電量の20%は、再生可能エネルギーから


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カリフォルニア州PUC(Public Utilities Commission - 公益事業委員会)が2012年7月31日に発表したレポート
California Public Utilities Commission : Renewables Portfolio Standard Quarterly Report、1st and 2nd Quarter 2012
によると、カリフォルニア州内の3大民間電力発電企業、Pacific Gas & Electric(サンフランシスコ・北カリフォルニア周辺), San Diego Gas & Electric(サンディエゴ周辺)、Southern California Edison(ロスアンジェルス周辺)は、カリフォルニア州全体の電力発電量の68%の電力を発電していますが、その3社の2011年の発電量の20.6%は再生可能エネルギー(太陽光発電、地熱発電、風力発電、バイオ燃料、発電量10~30メガワット(1万~3万キロワット)以下の小規模水力発電)から生成された、と報告しています。

※ カリフォルニア州の「再生可能エネルギー」の定義には、建設時に周囲の自然環境に影響(破壊)を及ぼす大型水力発電所は、含まれて居ません。

 

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プラグイン・ハイブリッド車(PHV)プリウスに乗っています。(スマートグリッド・プロジェクト)


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筆者が住んでいる市(人口約10万人)は、2009年に世界で初めて全市的にスマートグリッドを完備し、いくつかのスマートグリッド試験プロジェクトが行われています。

当市のスマートグリッド・プロジェクトに関しては技術的問題だけではなく、その後政治的問題も表面化し、今後の方向性は雲行き怪しくなってきましたが、それに関しては説明し始めると長くなるので、やめます。

ともかく、2009年から始まった当市内でのスマートグリッド・プロジェクトの中で、トヨタが当時試験車として製作していた、家庭用電源で充電できるプラグイン・ハイブリッド仕様のプリウスをこのスマートグリッド・プロジェクトのために2010年3月に10台貸与し、住民に一定期間試乗してもらい、その間の家庭電源への負荷インパクトや車の利用パターンを調査しよう、というサブプロジェクトがあります。

2011年11月初めに筆者の家にも手紙と電話があり、筆者もそのモニター候補として選ばれている、ということだったので、喜んでこのプロジェクトに参加することにしました。参考までに、モニター総人数は約140人で、それぞれの人が9週間ずつプラグイン・プリウスを使用します。我が家はモニター108番目だそうです。

試験車は、基本的には2010年モデルのハイブリッド車プリウスを、家庭用電源に接続できるように車体前方にコンセントを付けたものになっています。

 

ちなみに、このプラグイン・ハイブリッド車(Plug-in Hybrid=PHV)のプリウスの商用リリース版は、2012年モデルが2012年3月に出荷開始されることになっており、アメリカではすでに11-12月ころから予約受付が始まっているようです。

プラグイン・ハイブリッド車プリウスの試用期間は9週間。その間、我が家のガレージ内のコンセントには写真のような「携帯電話の電波で電源使用状況を5分毎にサーバーに送信する通信装置と、その通信装置に制御されたLAN(ネットワーク)接続の電源装置が装備されます。

 

通信装置はSierra Wireless社製AirLink Raven XEという、イーサネットから2G(GSM)および3G(W-CDMA HSUPA/CDMA2000 EVDO Rev. A)に変換するゲートウェイ(LAN⇔3G モデム)を使用しています。インストールしていったエンジニアの説明だと、遠隔地の油田のポンプの制御なんかにも使われている通信装置だそうです。
1台$474くらいで販売されている装置のようですね。
AirLink Raven XE by Sierra Wireless

電源装置の方は「watts up?」社のIP電源コンセントで、市販$235.95で、電源のオン・オフをネットワーク上の他の装置から制御できるだけでなく、その装置のコンセントに繋がれた機器の消費電力・電流・電圧などを定期的に測定し、それを送信できる装置です。データセンターやビル内の電源使用状況のモニター、フィールド(外)の電源使用モニターに使えますね。
Watts up? .Net

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